「コンヴェルスム」ビィエンナーレ ヴェネチア/Facebookの現代の聖人たち

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コンヴェルスム/リサイクルグループ/中央祭壇の「F」は、Facebookを表している。ヴェネチア サントアントニオ教会/ビエンナーレ

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「コンヴェルスム」ビィエンナーレ ヴェネチア/サントアントニオ教会/カステロ地区

リサイクルグループ

 

 

 

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コンヴェルスム/ビエンナーレ/サントアントニオ教会/ヴェネチア/網で作られた現代の聖人たち

 

今年のビィエンナーレ、いろいろ非難はされていますが、今年は幾つかとても素晴らしい作品が展示されています。

そのうちの一つがこのカステロ地区にあるサントアントニオ教会の内部にあるいくつかの作品です。プロジェクト「コンヴェルスム」とタイトルされた、ゴムや、網や、プラスチック、ポリエステル、流れ着いた木などの普通はゴミと言ってもいいような物質だけを使った作品です。

中央祭壇には、大きな『F』の形をしたFacebookを表したクロスがあります。7人のうちの一人がスマートホーンを持っていると言われる現在、アーチスト達はかって天上にあった「真理」は、今はクラウドサービスの中にあるといいます。そして、古代の格好をした聖人たちはコンピューターを持って、アンテナを掲げてインターネットにつなげようとしています。網で作られた聖人たちです。その足元にはリサイクルの木を精密に機械で裁断して「ノアの箱舟」の一部とアーチストたちが言う木が置かれています。聖アントニオ教会は聖サバの遺体を保管していますが、その祭壇の前の空間には機械で精密に切られた聖サバのプラスチックの遺体が棺の中に保存されていたりします。

まるでもう消えてしまった遠い昔の文化の残した、ミステリアスな遺跡のように展示されている現代文化です。

これを作ったのはロシアの「リサイクルグループ」と言われるロンドンで活躍するアーチストグループです。

普通は拒否されるような粗末な材料を使います。網や、溶解ポリエステルなどを直接、物の上に置いて形をとりますが、この形から最終的な作品を製作するには、自動切断機を使って切ったり、大きな機械水槽の中で煮沸したり、現代のテクノロジーが使われます。この工程は「リサイクル」という観念からは大きく離れているようですが、この過程がビデオで見ることができ興味深いものです。

何よりも教会の中というロケーションが大成功のようです。

入場もフリーですし、ベニスに来る人は見逃すことのできないビィエンナーレの一環の作品です。

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筆/ヴェネチア 公認ガイド 田口やよい

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