夢の夜、古代ローマ/フォーリ インペリアーリ(古代ローマ、皇帝広場)の照明

夢の夜、古代ローマ/フォーリ インペリアリ(古代ローマ、皇帝広場)の照明

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4月21日、ローマは生誕記念日を祝福しました。

伝説によれば紀元前753年に生まれたローマ、今年で2768年を迎えます。

この祝日を記念して、ローマでは4月21日から24日まで、フォーリ インペリアーリ(古代ローマ、皇帝広場)が、夜中照明され続けます。

長くプロジェクトされていたこのフォーリ インペリアーリ(古代ローマ、皇帝広場)の照明は、Vittorio Storaro (ヴィットリオ ストラロ)とその娘Francesca Storaro の手によるものです。

Vittorio Storaro (ヴィットリオ ストラロ)は、フランシス コッポラの「アポカリッセ ナーウ」ウォーレン ベエーティーの「レッズ」ベルナルド ベルトルッチの「ラストエンペラー」など、どれもオスカー賞をとった映画のフォトディレクターです。

フォトディレクターというのは日本では知られていませんが、映画を作る際には、監督と並んで最も重要な役です。照明効果を決めるのが役ですが、アングル、カメラの動き、画面の効果など、最も重要な芸術的な部分を決めていきます。もちろん照明技術を知っていることが大事ですが、単なる技術士ではなくアーチストそのものです。

光のことをストラロはこんな風に語ります。「誰も彼も人生の中で、両極の均斉をさがします。私はこの世界が分極しているのにいつも驚いてきました。男/女、夫/妻など….昔を振り返ると私は幻想家だったと思います。最初はすべての一つだったものが、ある時二つの要素に分かれるのです。「神統記」のヘシオドウスのことを考えています。光と闇、この二つの一つ一つを使うことによって、あらゆる両極、反対物、多様性をシンボリック(象徴的)に表現できることを見ました。それだけではなく、深く探究していくうちに、光は闇からさらに分別することができることを発見しました、こうして、薄明かりというものを発見しました。ここからさらに分析を続けていくと、光は自然光と人工の光に分かれ、これは意識と無意識の世界、善と悪、昼と夜、月と太陽などを象徴することができます。一つ一つのもののその威厳のある表現にたどり着くために、常に光を分解し、分析していく試みを続けてきました。…..」(ストラロへのインタヴューから)

これだけ光に対する深い理解を持ったヴィットリオ ストラロの照明が光り当てる夜のフォーリ インペリアーリは、夢のようなかってのローマを浮き上がらせます。アウグストゥスのフォールムはアウグストゥス帝のもたらした平和を象徴して、包み込むような光、トライヤヌス帝のフォールムはこの皇帝の時代、大きく領地を拡大したローマを象徴して広大に照らし出す光など、ストラロは光で古代ローマの時代を描きだしてくれます。

これ以降も毎晩朝まででではありませんが、夜のフォールムの照明が続いていきます。ローマを訪ねる人には欠かせないアポイントです。

下記のような夜のこのフォーリ インペリアーリを見に行く観光アポイントもあります。

http://www.romeguide.it/visiteguidate/forinotturni/foriimperialivisitegep.php

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筆/ヴェネチア 公認ガイド 田口やよい

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