ベル エポックの夢/コルコス展示会/パードヴァ

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ヴィットリオ コルコス/エレナ ヴェッキの肖像画 (一部)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベル エポックの夢/コルコス展示会/パードヴァ

時間/9.30 – 19.00

場所/Palazzo Zabarella  Padova

期間/2014年9月6日から12月14日まで

1800年の終わりから、第一次世界大戦前までの時代、この頃のことをベル エポックとよびます。この頃、新しい技術が生まれ、産業革命が始まり、経済が目覚ましく成長し、文化が発展し、一時期、進歩は平和と同義語で、世界はだんだんと豊かにすばらしくなっていくのみだと、誰もが考えた時期でした。この夢は第一次世界大戦によって、無惨に破戒され、第二次世界大戦後、世界の崩壊と荒廃の上で、アウジュピッツや、原爆投下など、かって、考えることもできなかった悲劇の後、ベル エポックが実は夢の一時期であったことが認識されるようになります。

ベル エポック、夢の時代、夢だからこそ、この時期すばらしい芸術が熟します。人類がまだもう少し無垢だった頃、夢と希望に満ちていた時期、芸術はいとも繊細な美を結晶し上げます。未来に疑いを持たない、自信に満ちたまなざしが描き出す外界は、その時期を体験することができた人々を、うらやみたくなるほどです。この視線が描く物質は純朴で、この視線が描く人間も葛藤のない無垢さに満ちています。一方では、同時期、この視線を完全に否定するコンテンポラリー美術が生まれていますが、まだ、夢は幻想は続いている時期です。

このベル エポックを、垣間見せてくれる、ヴィットリオ コルコスのいくつかの絵の展示会が今、パードヴァで行われています。

ローマのガレリア ディ アルテモデルナから来ている「夢』コルコスの最も有名な絵を中心に、合計100点に渡る多くの作品が集められたコルコスの最も重要な展示会です。コルコスはもう1800年代から特に写実的な人物画家として有名で、この時期の作品も展示されています。パリに滞在し、印象派や、シンボリズムの影響も受けたパリ滞在時期の作品も味わい深いものです。

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コルコス/エレナ ヴェッキの肖像画(一部)1896 年/ローマ ガレリア ナツィオナーレ ディ アルテ モデルナから。 このエレナの足を組んだ大胆なポーズ、挑むようなまなざしが、自己に目覚めた自信に満ちた、まったく新しいタイプの現代女性を描いていて、大きな反響を呼んだ絵です。椅子の上に本があるのも偶然ではありません。小説ですが、本を読む、知性に長けた新しい女性が表されています。そばで見ると、後ろのパラが生き生きとそこで枝を伸ばして咲いているようで、この表現も格別です。コルコスは女性をよく花のそばで描きますが、花の美しさとその命の短さを暗示しているような、コルコスの人物を見る視線の中には「もののあわれ」と言っていいような深いものがあって、これが彼の多くの肖像画を通俗でないものにしています。 イメージ/ www.stilearte.it

 

コルコス/海での読書(一部)/ 1910

コルコス/海辺での読書(一部)/
1910

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コルコス/海辺での読書

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筆/ヴェネチア 公認ガイド 田口やよい

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