レガータ ストリカ/9月の第一日曜/ヴェネチア

レガータ ストリカ (イメージ/www.canotieritreporti.blogspot.com

レガータ ストリカ
(イメージ/www.canotieritreporti.blogspot.com

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レガータ ストーリカ

毎年、9月の第一日曜日におこなわれるレガータ ストーリカはヴェネチアの有名なお祭りです。

レガータは船競争のことで、海洋国のヴェネチア、船をこぐことの練習を怠らないよう、平和なときも、昔から船競争がよくおこなわれましたが、今でも、船をこぐ人が多いこの街、一年間に何度もレガータがあります。

中でも9月のレガータは特にストーリカ、「歴史レガータ」と言われ、歴史船行列行進もあってレガータの頂点です。

1800年の終わり、ビエンナーレの一環として、レガータ ストリカが始まりますが、今のように、豪勢な歴史船行列が始まったのは、1950年代からです。

ビッソーネといわれる過去の船を再現した船の行列のなかでも、かってドージェが公式の儀式の時乗っていたブチントロ、金の船は豪勢です。船にはドージェや、貴族などの格好をした人が乗り込んで、ラッパなどの音楽のなかを、この行列がサンマルコから始まり、コスティツイオーネ橋まで、大運河を動いて行きます。なかなかの見物です。

 

この歴史行進が終わると、レガータ、船競争が始まります。

プッパリーニ、マスカレテ(女性の漕ぎ手の船)、カオルリーナ(六人漕ぎの船)、ゴンドリーニ(競争用の軽いゴンドラ)などの船の競争がおこなわれます。

これに参加するのは、ヴェネチア人の漕ぎ手です。これは一種サーカーのようなもので、漕ぎ手の選手にはそれぞれファンがいて、両側の岸やとまっている船の中からの応援が、さかんです。よく優勝する人は、ヴィニヨットというサンテラズモに住んでる選手です。

レガータは、スキヤボーニ追悼から始まって、大運河を行き、サンタルチアの近くでUターンして、また大運河を戻り、カ フォスカリ館の前にもうけられた審判席の前のゴールに入ります。

多くの観光客がこのレガータを見に来ますが、実際は、近くで見ることのできる場所は大運河だけですので、船を持っていないとなかなか近くで見ることはできません。競争や、行進を見るためには、12時ぐらいから、大運河のいい場所をとって、待ちます。ヴェネチア人た達にとってはこれも楽しみの一つで、みんなで船の中で食事をしながら、ワインを飲みながら、友達同士で話しをしたり、トランプをしたりして、レガータを待つのが習慣です。

下で、レガータのイメージが見れます。

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で、regata storica venezia immagineを入れる。

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レガータのストリカの子豚、マリオ

1930年ぐらいから、4番目のレガータストリカの勝者に、最初の3番以内に入れなかったという、一種からかいの意味も込めて、生きた子豚を送る習慣が2000年まで、ありました。

これは、長い間、アニマリスト達が抗議してきたものでしたが、この習慣が2001年にアニマリスト達の大きな運動があって、廃止されました。

長い間、Animali in città (アニマリ イン チッタ)、Associazione vegetariana(ビジタリアン アソシエーション)、Dingo(ディンゴ ヴェネチア猫愛護教会)、 Lav(動物実験反対協連)などが、この生きた子豚の贈呈に反対していましたが、2000年に、レガータの4番目勝利者になったブゼットさん兄弟が、勝った子豚をアニマリスト達にプレゼントしました。ブゼットさんは、アニマリスト達といっしょに子豚をマリアと名付けました。誰もが、子豚は最初雌だと考えて、1700年代のヴェネチアの有名な女性のレガータ選手マリアから名前をとったのです。このマリアの肖像画は、今でもコーレル博物館で、みることができます。

その後、マリアは実は雄だという事が分かり、マリオと呼ばれるようになりました。

マリオは、ヴェネチアで育ち(ヴェネチアにもマリオが育つことができるスペースがありました)、その後ヴェローナの動物保護農園に移され、やぎ達といっしょにその後約7年を過ごし、その後、ヴェローナの外の豚が大好きな人にもらわれていき、その人の農園で生涯を過ごしました。

このマリオのエピソードは有名になり、アニマリスト達の抗議にヴェネチア市民も参加して、大きな同意が集まり、生きた子豚を贈るという過去の野蛮な習慣を止めて、レガータストリカの第四番目の勝者には、2001年からガラスの豚が送られるようになりました。有名な親方の作るガラスですので、子豚よりもずっと価値があり、取り扱いも簡単で、レガタンテ達も、納得して、この話しは、10年一昔前の話しになりました。

下で、マリオや、マリオを囲む人々、マリオと遊んだ子供達の写真など見ることができます(実は、マリオは、幼稚園のそばに住んでいて、子供達は幼稚園の大きな庭の隅まで行くとマリオが歩いているのをいつも見ることができて、子供達は先生達と一緒にマリオを訪ねたりして、子供達の大の人気者でした) DSCF0008

 

1700年代の女性選手/マリア

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1700年代のレガータ女性選手、マリア ボスコラ (絵画/コーレル博物館/ヴェネチア)

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マリア ボスコラが勝った年(絵の一部)コーレル博物館、ヴェネチア

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第四勝者に贈られるガラスの豚

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子供達と遊ぶマリオ

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マリオの散歩/マリオは犬のように散歩をしました。とくにこのカルロに慣れていて、カルロが遠ざかると30分ほども啼いていました。

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マリオはお腹をかいてもらうのが大好きでした。

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右にあるのが、マリオが住んでた小屋。ちゃんと豚の鼻のデッサンもあります。寒い年で、雪が多く降りました。犬のようにオーバーを着せてもらって、寒い夜は、5リットルの熱い紅茶の差し入れがあり、マリオはこれを10秒で飲んでしまうのでした。

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まだ、小さなマリオ。

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ヴェローナの農園で。久々に会ったカルロ。

 

http://italiavenezianewsblog.wordpress.com

筆/ヴェネチア 公認ガイド 田口やよい

ヴェネチア観光/   http://www.venicevisit.com