グリマニ館 ヴェネチア

IMG_1641 IMG_1702 IMG_1642 IMG_1684

 

 

 

サンタマリアフォルモーザ広場のそばに、すばらしいグリマニ邸があります。

この豪勢な邸宅と、中の芸術コレクションを見ることができたのは、かっては、有名な王侯貴族だけでした。1574年にフランスのアンリ3世(その後4世になる)が、ヴェネチアを訪ねた時、この邸宅の中で一日を過ごしますし、またフェッラーラのドゥカ、アルフォンソも、この内部のすばらしさに感激します。

ドージェにもなったアントニオ グリマニのものだったこの邸宅は、その死後、4人の息子達に別けられます。その後、残った兄弟はヴェットーレとジョワンニだけになりますが、1558年ヴェットーレの死後、ジョワンニだけの所有になります。

すでに、1537年から1540年の間にすでに、この邸宅の2階は大きく改造されます。このころ、ジョワンニ ダ ウーディネ(Giovanni da Udine )や、カミロ マントヴァーノ(Camillo Mantovano)、フランチェスコ サルヴィアーティ(Francesco Salviati )などのアーチストが呼ばれ、ローマ風な、クラッシックスタイルの内装がおこなわれます。

邸宅の内部はジョワンニ グリマニが情熱を持ってコレクションした、ギリシャ、ローマ時代の芸術品が、設置され、世界の王侯貴族は、ヴェネチアを訪ねるときには、ここを訪ねることを忘れませんでした。

ジョワンニ グリマニ(1500−1593)は、教養の高い、特に古代文化に深く通じた教養のある貴族でした。ヴェットーレのように、アクイレイアの総司教座のあと、ローマに行き枢機卿になるはずだったのですが、1563年に異教の疑いで、トレント公会議で、審議される事になります。異教の疑いは晴れますが、その後、枢機卿になるためのキャリアーは諦める事になります。生涯の30年間を、古代芸術のコレクションに費やします。

かってはもっとすばらしかった内部ですが、長い世紀の間改造がおこなわれたり、特に最後のグリマニ家の子孫が絶えたあと、多く内装に至るまでの、散財を避けることができませんでした。1981年に売りに出されたこの邸宅を国が買い取ります。

1984年に始まった修復が、本格的には2004年にはじまり2008年に完成します。このグリマニ邸、かっての壮大さを今やっと取り戻し、ヴェニスで他に例のないローマ風の目も奪われるような壁画なども、見ることができるようになりました。

アンティノーの像もこのジョワンニのコレクションの一つで、今この邸宅に移されました。(他の多くのこのグリマニコレクションは、サンマルコにある考古博物館で見ることができます。/参照/ブログ記事「美少年アンティノーの彫像」)

また、かって、アカデミア美術館にあったジョルジョーネの壁画「ヌード」、かってはドージェ宮殿にあったボッシュの「地獄」などは、いまこのグリマニ館で見ることができます。

ヴェネツィア観光 ここをクリック

ホームページ ブログ/他の記事を見る

http://italiavenezianewsblog.wordpress.com

筆/ヴェネチア 公認ガイド 田口やよい

ヴェネチア観光/   http://www.venicevisit.com