コスティツィオーネ橋、カラトラーバ橋/ヴェネチア

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1800年の中期までは、大運河を渡る橋は、リアルト橋だけでした。オーストリア支配下に、鉄の橋が二つ作られますが、この橋は二つとも景観を損なう橋といわれていて、この二つの橋の代わりに、その後1934年代に、アカデミア橋が一時的に木で作り直され、1938年に駅前の今のスカルツィ橋が、造られます。

ピアツァレ ローマと、サンタルチアをつなぐこのカラトラーバ橋は、大運河を渡る四つ目の橋として、2008年にその大々的な完成式が行われます。

デザインとしては、すばらしい橋で、超モダンであるにもかかわらず、古いヴェネチアにぴったりした橋です。

昔から、ヴェニスにガラスの橋があるといいとはよくいわれていましたが、1997年に、スペインの有名なアーキテクト、サンチアゴ カラトラーバが、ヴェニスにガラスの橋のプロジェクトを贈ります。1999年、ヴェネチア市は、橋の建設を決定し、カラトラーバに最終的なプロジエクトを依頼します。工事は2003年に始まります。

81メートルの長さで、広さは一番高い所が9.38メートル、低い所は5.58メートルです。高さは、3.2メートルから、一番高い所で、9、28メートルです。スチールが、骨になっていて、渡る場所の床は、サンゴバンのガラスと、トラキーテの石、一部イストリアの石になっています。欄干は透明ガラスで、中にレッド光が通っていて、全面が乱射するように作られています。

この橋が造られた時、ガラスの床で転ぶ人が多く、中央部はこの後、再びトラキーテ石で、覆われました。

街の動向性としては、毎日通る人を見ていてもわかりますが、この橋のおかげで、とても便利な動きができるようになりました。毎日約22000人の人が通ります。

この便利な美しい橋、ただ、プロジェクトには根本的な間違いがあり、今でも、橋は、両岸から、年間約50ミリぐらいづつ、遠のいていて、この修正に莫大なお金がかかっています。普通橋は12から13パーセントの傾斜があるのですが、この橋は、5、2パーセントの傾斜しかないため(この傾斜にために特別モダンなのですが)、この遠のきが起こってくる訳です。これを解決する作はあったのですが、カラトラーバは、その対策をしませんでしたので、毎年メントナンスに莫大なお金がかかります。このため、ヴェネツィア市は、アーキテクトにまだ支払わなければいけなかった残金額を保持し、また、プロジェクト時点の予算よりもはるかにその費用が上まったため、市に損害を与えたとして、会計法廷はアーキテクトを訴えました。

先日も橋の一部が壊れたり、ハンディのある人を運ぶオボヴィアが、またブロックして、中の人が出られなくなったり、この橋の問題はいろいろ続いています。

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筆/ヴェネチア 公認ガイド 田口やよい

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橋を渡る人々、遠くの円ドームの教会はサンシメオーネピッコロ教会

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ハンディのある人のためのオボヴィア

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橋の床、ガラスだけでは人が転ぶので、一部トラキーテ石とイストリア石で覆われた。

それにしても、近くで見ると、美しさに、ついついその欠点を忘れさせられます。 IMG_1601

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