聖アントニオの実際の顔、3Dイメージ/パードヴァ、展示会「歴史の中の多くの顔」11月15日から2015年2月まで

パードヴァの聖アントニオ教会は、聖アントニオを参る人でいつもいっぱいです。

聖アントニオの遺骨が埋葬されている礼拝堂では、いつも人が待っていて、棺に触りながら、深い瞑想のお祈りをしている人が座り込んでいたりします。時間によっては礼拝堂の外まで長い巡礼者の列が続きます。

聖アントニオは病気を治す力があると信じられているもっとも人気のある聖人の一人で、パードヴァは巡礼者が途切れる時期がありません。

1195年にリスボンに生まれましたが、フランシスコ派に入り、聖フランシスの友達でもあり、弟子でもありました。パードヴァのアルチェラ修道院で、たった、36歳でなくなりましたが、生きいる間から、多くの人々が親しみ、愛し、敬った聖人でした。亡くなった後は、奇跡的に病を治す聖人として、その有名さは今日に至ります。

いろいろなエピソードの中でももっとも有名なのは、キリストの存在を信じないヘブライ人がいるところで、ロバをホスチアの前に連れいくと、このロバが膝を折り曲げてかしこまるというものです。ですから絵画の中では、聖アントニオのそばに膝を曲げているロバがいる事もあります。あるいは、水のそばで、魚に説教するアントニオのエピソードも有名です。これは聖フランシスが、鳥に説教をしたエピソードによく似ています。魚に取り囲まれた聖アントニオが描かれたりします。もう一つは、聖アントニオが聖母とキリストをヴィジョンとしてみたエピソードに基づいて、よく、キリストを抱いています。(聖アントニオ教会の中にもいくつか、こうしたエピソードに基づく彫刻、絵画などがあります。)

奇跡を起こす聖人として有名なこの聖アントニオの実際の顔のイメージが、今回3Dで見ることができるようになりました。聖人の遺骨が保存されいますので、この骸骨のデーターをもとにして、法廷医学の技術を使い実際の顔がイメージ化されました。

最新のテクノロジーを応用したパードヴァのARC, Archaeology teamが3Dイメージを実現しました。

パアードヴァ大学ミュージーアムは、今年11月15日から2015年2月15日まで「顔、歴史の中の多くの顔」というタイトルで、展示会を予定していますが、このプロジェクの中で、この聖アントニオの顔も実現されました。プロジェクトにはブラジルも参加しています。最終的な精密イメージの実現は、特にこのテクニックになれ、精密3D実現に慣れているブラジルのサンパオロ大学の法廷医学人類学部(Fousp)が貢献しました。多くの法廷医学のデーターをもとに、骨から実際の顔、頭などの再構成をします。髪型などは、歴史的なデーターをもとに再現されます。

ブラジルのサンパオロ大学には、聖アントニオのものとは知らせないで、パードヴァからそのデーターが送られました。これは実現する人に心理的な影響を与えないためです。

実現されたイメージは普段絵画の中で見る弱々しい高貴な感じのする聖アントニオとは、違って、肉感的などちらかと言えば民衆的な感じの聖アントニオ3Dイメージが現れました。

信者によっては、実際の顔は見たくないと言う人もいますが、この年末の展示会興味深いものです。

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聖アントニオ、3D イメージ

聖アントニオ http://www.google.it/imgres?imgurl=http://www.apadova.info/wp-content/uploads/san-antonio-padova.jpg&imgrefurl=

聖アントニオ
 絵画の中で見るイメージ イメージ源:http://www.google.it/imgres?imgurl=http://www.apadova.info/wp-content/uploads/san-antonio-padova.jpg&imgrefurl=

聖アントニオの体 (復活を待って)イメージ源 : https://forum.termometropolitico.it

聖アントニオの体
(復活の日を待って、遺骨が保存されています)
イメージ源 : https://forum.termometropolitico.it

 

 

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聖アントニオ  アルビーゼ ヴィヴァリーニ /ヴェネチア コーレル美術館/絵画の中のイメージ

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筆/ヴェネチア 公認ガイド 田口やよい

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